レーシックの感染症事件
レーシックで怖いのは感染症が発生してしまうことです。
実際に、2009年の2月に東京都中央区にある銀座眼科でのレーシックの感染症事件が報道されました。
これは、銀座眼科でレーシック手術を受けた患者639人中67人が感染性角膜炎や
結膜炎を発症したという事件です。
手術後に異常な症状を訴えた67人は17歳〜66歳の男女です。
そのうち2人が入院し、19歳の女性は失明の恐れがあるほどの重症となりました。
この事件の原因は銀座眼科で使用していた医療器具の滅菌処理が不十分だったこととされています。
また、2006年に開院以来一度も機器の点検をしていなかったとう事実も明らかになりました。
病院の衛生管理のずさんさがこうしたレーシックの感染症事件を引き起こしたと指摘されています。
こうしたレーシックの感染症事件のニュースを聞くと「レーシックは危険」というイメージが
先行してしまい手術を受けるのを躊躇してしまう人もいるかもしれませんが、
こうした感染症は極めて稀なことです。
事件後、他の病院の医師などが様々なコメントをしていますが、「銀座眼科のような衛生管理のずさんさは
現在の日本の医療では到底ありえない」と発言している人もいます。
そもそも、レーシックは最先端の技術によって安全・正確に行われるため危険性が非常に少ない手術です。
感染症については、滅菌処理、機器の管理が徹底的に行われていれば通常起こりえないことです。
銀座眼科の事件は、その病院自身の体質が問題で引き起こされた事件と言えます。
レーシックの手術を受ける場合には、衛生管理のきちんとした信頼できる病院を選ぶことも大切です。